2014/11/29

泣いても笑っても

今年もいよいよあと一ヶ月となってしまいました。
今年の年始に立てた目標をどれくらい達成できたのかなんてふと考えてしまいます。
泣いても笑ってもあと一ヶ月ですから、ラストスパート気合入れて行きたいと思います。

泣いても笑ってもといえば来週末は2014HOT ROD SHOWですね。
GLORYは出展はないので間に合わせなければ、みたいなバタバタ感は一切ないのですが、
仲良しのカスタム屋さんの最後の追い込みっぷりには毎年感心してしまいます。
泣いても笑ってもあと一週間頑張ってください。  影ながら応援しています。

年中変わらずの通常通りの修理作業です
93FXDWGです


車検取得したのですが、とてつもなく不調なのでトラブルシューティングです。
純正のピックアップどうしてこうなるんでしょうね? 結構な値段するのに。
それにしても、ここまで溶けてしまっているのは初めてかもしれません。




GLORYではポイント点火であれば一通りテスト用で用意しているのであれもこれも買えて
治りましたなんてインチキ臭い修理はしない様に心がけています。
チョっと宣伝してみました。




純正CVキャブのフューエルフィッティングからガス漏れしていたので、
自作工具を使ってフィッティング打ち替え修理です。

バタフライも兼用で使える様に作った我ながら自慢の自作工具です。
交換してしまえば早いけどダメなものをなんとか治すのが修理かと思っています。
生意気言いました。
サーセン




メイン、スロー共にとんでもないサイズのジェットが入っていたのですが、
今だにこういう車両ウチによく入ってきます。



続きましては、98XL1200Sです


毎度お馴染みインマニシール、スピゴットシール劣化で二時エア吸ってました。




マニホールドのスピゴットシール取り付け部、何かぶつけたんでしょうか?
無理やり取り付けしたのか、カエリ出てしまっています。
そうでなくても賢くない純正キャブのスピゴット、均一にシールに圧が掛からないと
アッと言う間に二時エア吸ってしまうでしょう、 修正して組み付けておきました。


業務連絡です


51FLさん カムブッシング穴から二箇所クラックが走ってしまっています。
この箇所は溶接修理の成功確率非常に低い? ほぼ不可能と言っても良いかといった具合なのですがどのように対応しましょう?

過去に働いていたお店で買った僕の51FLも買ってから一度もエンジンかける前にレフトケースの
鋳込みが動いてしまっていて今だに放置していますが、どうしても治せない箇所存在します。

相変わらず泣かせてくれますPAN HEAD それでもやっぱりPAN HEADが好きなんですけどね



                                                                                                             GLORY ENGINEERING
                                                                                                             東京都世田谷区給田3-29-10
                                                                                                              TEL 03-6909-0626












2014/11/19

おしらせ

 振替え営業のお知らせです。
明日19日は本来定休日という名の作業集中dayなのですが、明日は通常営業で
20日木曜私用でお休み頂きます。
丸一日電話に出ることもできないと思いますのでよろしくお願いします。
緊急の方はメールでお願いします。



73XLHの続きです。
これでオーダー頂いている作業完了とこの時は思っていました。


アイアンのおも〜いクラッチにNICE! Motorcycleさんのライトクラッチクラッチスプリング
良い部品ですね。

ただ、クラッチが軽くなる分気をつけないといけない部分もあると思います。
重たいクラッチでごまかせていたところが、ごまかしが効かなくなると言った感じです





ひじょ〜に出番の少ない特殊工具でクラッチ分解




納車されて大した走行距離でないと伺っているのに妙にオイルが黒かったのでトランスファーバルブ交換
これが毎回結構手こずらせられます。
まだまだ少ない経験値から言うとほとんどの車両がトランスファーバルブダメになってますね。

トランスファーバルブだけで済むかと思ったのですが、トランスファーバルブ外した時に結構な量のオイルが出てきたので、オイルポンプも怪しいです。
納車前の話しをオーナー様から聞いた内容からしても多分ダメです。

サービスマニュアルの図を見せながら説明できればと思うので
明日お時間あれば寄ってください。


車両変わって61XLHです


最近アイアンづいています。
そしてこの子はことごとくダメですね〜 少々心が折れそうです。

クラッチシェル思いっきり歪んでしまっていたので修正しておきました。




秘密の加工も施してクラッチ周り完了でこちらのアイアンも完了と
思っていたのですが、、、




モッてますね〜
車両がなのか、オーナーさんがなのか、ことごとくって言いたくなります。
始動したら二次エアの症状全開で出てます。
アイアンだけに怖いですね
SUサイドフロートのスロットルシャフト探さなくてはです。

何から何まで完璧に修理しないとダメです、とは言いませんが
確実にダメなものや、そのまま乗れば確実に二次災害を招くところは
愛車を愛するという意味では最低限必要ではないでしょうか?


調子良いの定義ってなんなんでしょう?
乗れれば調子が良いのか?
綺麗にアイドリングすれば調子が良いのか?
エンジンのメカノイズが静かでないと調子がいいとは言えないのか?

僕も何が正解なのかわかりませんが、
エンジンのかかりが良くて、綺麗に三拍子打って、普通に走る位であれば、
まあまあエンジングズグズであっても各部の調整で出てしまいます。

数日前に関西方面のお店でエンジンオーバーホールされたある方と電話でお話しした際に、
「エンジンオーバーホールしてからバイクに乗るのが楽しくなった、
    遠くに行きたいと思える様になった」
と言われていました。
果たして自分の修理はお客様にそこまで思ってもらえる内容なのか?

まだまだ自分が足りない部分も自分では自覚もあります。
自分は完璧です、なんて多分死ぬまで言えないでしょうね。
エゴの押しつけをするつもりは有りませんが、
求められた時に満足頂けるスキルは身につけたいと思います。



                                                                                                                 GLORY ENGINEERING
                                                                                                                 東京都世田谷区給田3-29-10
                                                                                                                 TEL 03-6909-0626










2014/11/15

83FXSB FOR SALE

なぜなぜどうして最近まじめにblogを書いているGLORY ENGINEERINGです
暇なわけじゃないんですよ  いろいろ考えるところ有ったり、文章にするのは難しいのですが
とにかく続く限り頑張ってみようと思っています。

83FXSB   FOR SALE車両の情報です


GLORY在庫車ではないのですが、現在販売前の修理でお預かりしているGRANNY'S  GARAGE http://www.grannys-garage.net/さんの在庫車です。    83FXSB 車体価格 ¥1150,000-(税込だったと思います)  http://www.grannys-garage.net/160.1983fxsb.html

僕の写真が下手くそで写り悪いのですが、外装なかなか綺麗ですし現在実働なのでお買い得車両ではないかと思い紹介させてもらいました。
ウチで販売しちゃっても良いとの了解頂いているので、納車整備まで込みでのお話しなんかも可能です。
軽整備でお預かりなのでそう長くは居ませんが気になる方現車確認お待ちしています。

自分の所の在庫車の81FXB、74FXE、76Rigidの情報は一切書かないのにとかツッコまないで下さいね。

作業報告です
83FXSBの奥に写っている73XLH φ33フロントフォークです


フロントフォークオーバーホール後の組み付け時三又に組み付け時いや〜な予感はしていたのですが、一応自走で持込み頂いた車両だったので、そのまま組み付け、試乗中にまんまと割れてしまいました。   納車後で無くて良かったのと、ここ最近で1番怖い思いをしました。
やっぱり自分のイヤな予感もっと信じるべきでした。




在庫パーツのアッパーブラケット組み付けて見てもやはりインナーチューブが綺麗にセンターにきません。
あくまでも推測ですが、このロアブラケット事故歴有りかもです。




側面から修正用JIG組み付け状態でよ〜く見てもらうと右広がりになってるのが分かるでしょうか?
これではアッパーブラケットにストレスがかかるのは一目瞭然です




目視では微量でも修正するとなるとなかなか大変です。
塑性変形してしまっているものなので、修正中に割れてしまわないように徐々にプレスで押して
いったのですが、この時のステムシャフトの角度オーナー様が見ると卒倒してしまうでしょう。
僕自身も相当ビビりながらの作業です。




修正、確認を繰り返してようやく良さげなところまできました。




最終確認です。
完全センターは目視で作業している以上不可能ですが、トップナットがストレス無く入る許容範囲位には修正できました。




フォークオーバーホール前におもいっきりダンチを無理やり組んであったアクスルシャフトも
この状態で指二本でスルッスルに回るように、修正、調整しておきました。

このアイアン納期遅延でまず〜い感じなので残りの作業大急ぎで終わらせます。


つくづく思いますが修理って一筋縄ではいきません、だからこそ面白いのでしょうが、
たまに逃げ出したくなります。
この後に控えている年内納期のPAN HEAD実に頭が痛いです。



                                                                                                              GLORY ENGINEERING
                                                                                                              東京都世田谷区給田3-29-10
                                                                                                              TEL  03-6909-0626












2014/11/11

振り返りblog続きと個人的業務連絡Re;

意味不明な長いタイトルですがとりあえず振り返りblogの続きです。

ロータリートップミッション単体持込みオーバーホールです。


全ての作業を僕が担当したわけではないのですが各シム調整済ませ組つけるとメインシャフトの
回りが渋くなってしまいました。
お客様には全く罪は無いのですが、この子には悩ませれたし泣かされた記憶が蘇ってきます。




昨日本当に伝えたい事があるならとアドバイスを貰ったばかりなので
ここはノーコメントで流させてください。



確か73FLHだったと思うのですが、現在s&sクランクケースなので確かじゃないです


GLORYを始める前に勤めていたお店で腰下のみ僕が作業した車両で引き続き来て頂いているお客様なのですが、
2年も経っているに本当の意味での快調と言えない状態だったので車検でお預かりした機会に見直させてもらいました。



点火タイミング、キャブレター再セッティングで大体のものがまあまあ位までは
持っていけるのですが、どうしてもあと一歩足りないと感じる車両の傾向としてカムギアタイミングがズレている物が多いように感じています。
案の定この車両もでした。
当時のお店にはtoolもなかったので確認のしようがなかったのですが、言い訳でしか無いと自覚しています。


ここからは個人的業務連絡Re;です
AUTHENTIC MOTOR SERVICE さん  個人的業務連絡ありがとうございました。
今更で大変失礼なのですが、今日気がつきました。
流石の目から鱗の方法今後真似させてもらいます!

ps トイレに入ってる時と寝る前に覗いてもらっているそうですが、恥ずかしいのでウ○コ
きばってる時くらいで勘弁して下さい! 笑
(東京に出てきて11年でスッカリつまらん関西人に成り下がった兵庫県出身です)





                                                                                                       GLORY ENGINEERING
                                                                                                       東京都世田谷区給田3-29-10
                                                                                                       TEL 03-6909-0626




2014/11/06

常習犯

お久しぶりです。
丸々一ヶ月放置してしまっていたそうです
僕のBlogのサボり癖はこれもはや常習犯ですね
Blogはサボっても作業の方は相変わらずもしくは、どちらかと言えばはかどった
一ヶ月だった様に思います。
こうして文章考えながら一ヶ月を振り返ると9月10月はなかなかドラマチックでした。
感傷に浸っているほど暇では無いので前進あるのみですね。

またまた得意の思い出しながら抜粋でいかせていただきます。


〜03XLクランク作業

多分ベアリング、ベアリングレースは必ずセットで入れ替えて、
テーパーローラーのディスタンス合わせやりましたよ と
言いたかったのだと思います。




スプロケシャフトベアリング圧入して完了したところですね



73XLH ハンバーガードラム制動性改善メニュー

もしかすると、まさかの作業前画像の可能性ありです。
ハーレーのシングルカムのドラムブレーキはSR等のダブルリーディングの
ドラムブレーキの様にいかないので、作業者の考え方によって差が大きく出るの
ではないかと思います。
自信有り気に聞こえるかもしれませんが、自分自身考え方は間違っていないのではないか?
くらいです。  今後これで間違いないと言えるところまで持っていかなくてはならない
課題の一つと思っています。



                                                                                                       GLORY ENGINEERING
                                                                                                       東京都世田谷区給田3-29-10
                                                                                                       TEL. 03-6909-0626