2020/11/28

リンカート 修理


 大阪より御依頼頂いていますリンカートM74B全分解、洗浄しました。

各部計測、トラブルシューティング進めていきます。

パンヘッド、ナックルのストックモーターの旧車らしい牧歌的乗り味はリンカートキャブレターによるところが大きいと思いますので、大好きなキャブレターの一つです。

6~70年前のキャブレターで過去幾度の人の手が入っていると考えるとそのままの状態でコンディションの良い固体が少ないのもリンカート特有ですが、修理パーツが豊富で他のキャブレターでは修理不可となる箇所も修理できるのもリンカートです。

しっかり修理してまた半世紀頑張って貰いましょう。

ストローカーパンヘッドをA/F計でセッティングをとりながら、リンカートのオーバーホールを進めていく

GLORYにはrestoration divisionとtuning divisonの2ch有る感覚です。



GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL 045-620-2317

2020/11/27

超音波洗浄機




 02XL883R様 GLORYに入庫前に他店で一度キャブレターオーバーホールをしたそうですが、試乗中加速時に随分ともたつくので確認した所加速ポンプが出ていませんでした。

他のジェット類やオリフィス、燃料ポートは通っていましたが、加速ポンプノズルの詰まりが残っていましたので、超音波洗浄でキレイさっぱり詰まり除去しました。

超音波洗浄機動画撮ると凄い極悪のジージー言ってますが、実際はこんな激しい音では無く出力も絞っています。

キャブレターやエンジンのような複雑な経路、ブラシ等が届かない経路を持つ物の洗浄には超音波洗浄機最高です。



GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL 045-620-2317

2020/11/23

セッティングスタート


 62FLH様 A/F計取り付けキャブレターセッティングスタートしました。

スロットルとタコメーターとA/F計メーターが隣接しているのでセッティングが楽です。

慣らしながら下から順番に組み立てていきます。



GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL 045-620-2317

出力空燃費セッティング

 



62FLH様 パンヘッドのアップスウィープエキゾーストにO2センサーボス取り付け加工しました。

空燃費計でセッティングしていきます。

自分のこれまでの感覚セッティングとの誤差がどれくらい有るのか?

出力空燃費セッティングでどれ位変わるのか楽しみです。

「オールドモーターを現在のテクノロジーでHOP UPしていく」オーナー様と自分の共通の「HOT ROD」の解釈です。

HOT RODは懐古主義ではないと思います。



GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL 045-620-2317

中古新規納車整備、車検整備

 





02XL883R様 中古新規納車整備、車検整備です。

フロントタイヤは2001年23週の新車時から交換されずに生き残ったサバイバータイヤなので交換です。

ハーレー乗りの方もハーレー屋もタイヤに疎い方多いので10年20年物のタイヤ履いている車両けっこう多いですが、タイヤ溝は残っていてもライフは完全に終わっています。

しっかり食うタイヤは走りが違います。そして何より危険です。

必ず製造年、週が表記されていますので確認してみて下さい。

分からなければ御来店頂いた際にお声掛け頂ければ確認します。

ブレーキフルードを含め油脂類は基本全交換です。

割れていたチョークケーブル交換、定番のインテークマニホールドシール、スピゴットシールも劣化していたので交換しました。

基本に忠実 整備屋はこれに尽きるんだと思います。



GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL 045-620-2317

もうすぐです!

 

62FLH様 ブレイクインです。

異常に高かったバルブスプリングセット圧、最大リフト圧を適正化して、ガバガバの抜け抜けピストンリング適正化でなかなか良い感じです。

4 3/8ストローカー、S&Sハイコンプピストン、Andrews “H”grindカムのスペックの本来の性能を引き出す適正作業で本物のホットロッドモーターになりました。

ラッピング、初期慣らし済ませて高速で引っ張るのが楽しみです!

この仕様には未だ伸びシロが残っているので、暫く楽しんで貰った後にクランク回りの作業と合わせて更なるHOP UPのプランが有ります。


GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL 045-620-2317


2020/11/15

組み上がりました。









 62FLH様 組み上がりました。

エンジンも機械加工もは段取り8割です。 

組み付けは一瞬です 組み付け前に良いエンジンか、ダメエンジンかの勝負は着いてるいます。

バルブスプリングは先に作業済ませていたのでリングは先に作業済ませていたので仕上がったロッカーアームホルダー組み付けからです。

ロッカーアームホルダー面研真円修正、クリアランス適正+DLC処理はこの先数年後にメンテナンスで開けた時の結果が楽しみです。

シリンダーヘッドの適正+腰上ガスケット交換の予定でしたが、ピストンリングの合口の面取りが余りに大きいので確認したらリングギャップもガバガバでした。 

これじゃあ圧縮漏れも、ブローバイガスも半端じゃないです。

ピストンリング交換でギャップも適正調整しました。

高級リフターJIMS power glideは事前に完全エア抜き後に組み付けます。

エンジン回してエア抜きなんかして壊したら堪らないですからね。

今回からシリンダーベースナット、シリンダーヘッドボルトの締結にARP ultra torque使い始めました。

エンジン用スタッドボルト、塑性ボルト専門メーカーが作ったファスナー専用アッセンブリールブです。

軸トルクが安定するそうです。

今回もシリンダーヘッド適正、ピストンリング適正で内燃機加工以外ほぼほぼオーバーホールのやり直しの様な作業内容です。

内燃機加工+実質ガスケット交換みたいなオーバーホールばっかりです。

プロとして工賃貰うんだから結果が全てです。



GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL 045-620-2317

パンヘッドロッカーアームホルダー再生の続き 動画


 


GLORY ENGINEERING

神奈川県横浜市港北区新吉田町5331

TEL 045-620-2317

パンヘッドロッカーアームホルダー再生の続き


 62FLH様 パンヘッドロッカーアームホルダー再生の続きです。

4箇所面研、ボーリング真円修正、クリアランス調整仕上げ終わりました。

治具上でオイル塗って規定トルク仮組みしたら、自重でニュルーッと下がっていきます。

オイルフローティングの理想形です。

現段階ではDLCコーティングの効果は無いです。あくまでもオイルフローティングです。

DLCコーティングの効果を発揮するのは、油膜切れが起こった時です。

このエンジンも火入れるのが楽しみです。



GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL 045-620-2317

2020/11/11

ロッカーアームホルダー面研、ボーリング真円修正再生 動画



 


GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL 045-620-2317

ロッカーアームホルダー面研、ボーリング真円修正再生



62FLH様 パンヘッドのロッカーアームホルダー面研、ボーリング真円修正再生です。

残り3箇所はLower側に損傷は有りませんでしたが、Upperホルダー側合わせ面の手面研による面荒れ、Upperホルダーのロッカーアームの当たりがまだらなので、残り3箇所はUpperホルダーのみ面研、ボーリングします。

Lowerホルダー引っ掛けずにUpperホルダーのみの加工でいくには両側面研で掘り直す以上に精密な芯出しが必要になります。

初めての加工はたっぷり時間掛けて、最善の策を探りながらやるので時間掛かります。



GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL 045-620-2317
 

2020/11/10

パンヘッド純正ロッカーアーム再生 動画


 


GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL 045-620-2317

パンヘッド純正ロッカーアーム再生




62FLH様 パンヘッド純正ロッカーアーム再生です。

Lower側に過去にリーマで修理を試みたのか?と思われる箇所が有ったので

ロッカーアームUpper Lower共に面研、ボーリングで真円修正しました。

油塗って摺動確認しましたが、ニュルッと気持ちいい感触です。

ホーニングで最終クリアランス調整、保油性向上すれば DLC処理ロッカーアームと相まって相当期待できそうです。

ロッカーアーム、ホルダーカジリ、クリアランス過大はパンヘッドのウィークポイントと呼びたい位ほとんどの入庫されるパンヘッドに起こっている事ですが今後は面研、真円修正ボーリングでまず工場出荷の適正な状態に再生+DLC処理で対策していきます。

段取りが結構大変な加工なのでロッカーアーム単体での修理はあまり請けたくないので、是非エンジンオーバーホールの御依頼下さい。



GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL 045-620-2317

 

2020/11/04

ラッピング順調

 


77FLH様 ラッピング順調です。

コンプレッション測定フロント800kpa

リア900kpaです。

ストックコンプレッションピストンにS&S“H”カムでキックスターターでの測定値でこれだけ出たら上々じゃないでしょうか。

これは実走が楽しみです。

純正“H”カム、S&S“H”カムこの二つはフロント、リアでカムプロフィールが違うので前後でコンプレッションの数値が揃わないのが正解です。

アイドリングをある程度落として安定させたい方、アイドリングは少し高めで良いからパンチが欲しい方、ストック仕様のエンジンのままでもどちらにも味付けできます。

オーナー様の求めるテイストに寄せるのが街乗りのエンジンに求められている事だと思います。

チューニングパーツ組んで速くする事だけがチューニングじゃないって事です。



GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL 045-620-2317

2020/11/02

エンジン修理






 78FXS crazy frank様 エンジン修理です。

既に腰上オーバーホール後500km慣らし済みなのに発熱量がおさまらないとの事で作業依頼頂きました。

トラブルシューティングで腰上分解しました。

依頼内容とは別件ですが、前後バンク共にオイル消費は有りそうです。

特に前後インテークバルブからのオイル下がりは確実です。

洗浄、トラブルシューティング進めていきます。

2件のお店で2回腰上オーバーホールをやり直しているエンジンだそうなので、このエンジンもやり甲斐たっぷりの予感です。

一撃で仕留めてやります。



GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL 045-620-2317

動画 エンジン火入れです。 


 77FLH様 エンジン火入りました。

良い音してます これはコンプレッションも期待できます。

コンプレッション測って、点火、燃調取ってラッピングいきます。

エンジンオーバーホール後の発熱量に凄く敏感なオーナーさんが最近多くて良い事ではあると思いますが、発熱量ばかりに囚われるのも問題です。

コンプレッションの出ているエンジン=パワーの有るエンジンは当然発熱量も増えます。



GLORY ENGINEERING
神奈川県横浜市港北区新吉田町5331
TEL  045-620-2317