2013/02/25

Vintage rubber

またまた久しぶりの更新です
実作業のスケジュールが立て込むとついつい優先順位を付けて
blogをさぼってしまう習慣が付いてしまっていますが、
お客様から些細な内容でもいいからとアドバイスを頂いたので
これからは、もう少し気楽に頻度を増やして更新していきたいと思います。

早速些細な修理内容です。
車検取得と要点を押さえての整備でお預かりの80FXSです


シート以外ほぼオリジナルコンディションを保った、ローライダーです。
余談ですが最近海外の車両情報で本当に良さそうなローライダーが本当に少なくなっている気がします。


車検取得前に一通り点検をしている際にリアブレーキを踏んだ時に
純正のブレーキホースが弾けてやぶれました。


1980年製造という事は、純正のゴム製ブレーキホースが30年以上使われてきた事になります。
冷静に考えると、身の回りにあるゴム製品がとても30年もつとは思えませんが、
ハーレー純正品の素晴らしいクオリティーに感動しつつも、
走行中に破れていたかもしれないと思うとなかなか恐ろしくなります。
個人的にビンテージパーツ、当時の純正パーツは好きですが、
今回の様なブレーキホースなどは何か起こってからの修理では後の祭りに
なりかねません。

しかし、ここまで雰囲気の良い車両となると現在のブレーキホースに
交換するのも気のひけるところです。
耐久性は当然純正には劣るのでしょうが、V-twin製レプリカゴムホースでも新品への
交換が安心です。

ブレーキホースの交換に追加でマスターシリンダーのリビルドも
作業依頼頂きました。






                        GLORY ENGINEERING
                        東京都世田谷区給田3-29-10
                        TEL  03-6909-0626
                      









2013/02/05

TRIUMPH Division

ハーレーメインと謳っているグローリーエンジニアリングですが、
昨年末から元職場の先輩からトライアンフの修理依頼をいただき
現在二台入庫しているのですが、二台共エンジン周辺の重整備なので
何度かに分けて書きたいと思います。


まず今回はロッカーボックスからのオイル漏れの修理依頼のT100です。



外装はレーサーライクで僕好みなのですが、レッカーで入庫されて、
とりあえず診断の為にエンジンを始動しようとしましたが
始動性の極度の悪さと、キックを踏んだ段階でのクラッチ滑りといった
基本的な整備がまともにできていない車両に嫌な予感がはしります。



作業依頼のロッカーボックスからのオイル漏れもこの様な状況です。
オイル漏れに関してはハーレーの旧車で培った方法で完全に止めたいと思います。



ロッカーボックス開けてビックリ、嫌な予感的中です。
分解前に一度始動した際に以上なタペット音がしていたのですが、
その時はまだタペット調整ができてないだけと思っていましたが
ロッカーボックス内壁に干渉どころか削ってしまっています。

写真では分かりにくいですが組み付け不良で本来のロッカーアーム側の
プッシュロッドのホルダーになっているボール部の外側に当たっていた
痕跡がインテーク、エキゾースト側共にありました。

これでは、ロッカーボックスとロッカーアームを損傷させているだけでなく、
カムのリフト量に対してそれに応じたバルブリフトもしていません。
完全に人為的ミスです。

一旦作業ストップでオーナー様と打ち合わせ、修理方針決定したいと思います。

僕の様な若造が言うのもなんですが、ハーレーもトライアンフも
突き詰めて凄い人はたくさんいますが、逆にできもしないのに
なんでもかんでも手を出して壊しているメカニックもまた多い様に
思います。

プラモデル組み立てている延長じゃあ困ります!
人一人の命を乗せて100㎞/h以上で走るバイクなんです!
できもしないのにエンジン触って古い替えの効かない
貴重なエンジン壊さないで下さい!

毒吐きつつも自分も気を着けないとと思いました。




                           GLORY ENGINEERING
                           東京都世田谷区給田3-29-10
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