2013/04/09

TC88 Top End


最近お客様から旧車しかやってないんですか?って
よく言われるんで、先月納車したツインカムのエンジンオーバーホール
画像が残っている範囲で書きたいと思います。


新車時から走行7万㎞走行の02FLHRの腰上オーバーホールです
分解時の画像は得意の撮り忘れです。





いきなり内燃機加工上がりの計測です。



ピストンに合わせてボーリング、ホーニングするので前後各組み合わせがあるので
内燃機屋さんを信用していない訳ではないですが、必ずピストン、シリンダー
計測して指定値のピストンクリアランスが確保されているか確認です。



続いてピストンリング、オイルリング、オイルエキスパンダーのギャップ計測、
合わせです。
この後ピストンとピストンリングに追加工してピストンシリンダーグループは
組み付け準備完了です



続いてシリンダーヘッドグループです。
打替えたバルブガイドと新品バルブのクリアランス計測後、
バルブシートの擦り合わせ計測、当たり幅計測です。
この後 シートリングも入れ替えなのでバルブスプリングのセット長計測して
やっとエンジン組み付けの下準備完了です。



いきなりシリンダーヘッドまで組上がってしまっていますが、
この貫通スタッドのシリンダーヘッドボルトの締め付け
当店ではサービスマニュアル指定のトルク締め後の塑性締めとは
違う方法で組み付けしています。

EVOなどに特に多いのですが、シリンダーベースからのオイル滲みに
対して個人的統計で良い結果が出ているので、ディーラーメカさんからは
怒られそうですが、当店はこれでいきます。 



これまたいきなり組み上がりです。
いきなりタンクまで付けてしまわず点滴にてエンジン始動
オイル漏れ確認、初期馴らしのキャブセッティングです


残っていた画像が少なく飛び飛びですが、おおまかな腰上オーバーホール組み付け
の行程です。


あくまでも作業報告、紹介です

まだまだ自分自身目標にしている師匠に到底及ばないながら
その方を目標に日々勉強中の身です。

こんな事を書くと不安に思われる方も出てくるかもしれませんが、
結局はオーナー様とメカニックの信頼関係と思います。
まずはトラブルシューティングなどからお付き合いはじまると
思うので、その中で任せれる人間か判断して頂ければと思います。





横浜ホンキートンク・ブルース-松田優作

今日の内容とは全く無関係ですが、最近ハマってます。
松田優作さんかっこいいですね




                           GLORY ENGINEERING
                           東京都世田谷区給田3-29-10
                           TEL  03-6909-0626