45FL様 S&S SUPER”B”キャブレタースロットルシャフトブッシュ入れ、下穴加工しました。
新品から約6000kmしか走行していないそうですが、スロットルシャフトの軸受け部のクリアランスが大きいので、ブッシュ入れ加工しました。
工場出荷のBキャブはアルミボディーに直接スロットルシャフトが通る構造なので、そもそもそう長く使える設計ではありません。
そして、工場出荷の時点からクリアランス大きいです。
大きいクリアランスに吹き返しでカーボン噛み込んでシャフトとボディーでカジってしまう→ボディー、シャフト間から2次エア吸いが発生する→吹き返しの悪循環です。
以前バカ穴に圧入ではなくガタガタの恐らくドリルで下穴を掘ったであろうブッシュ入りのBキャブは何機か見た事ありますが、まともに加工されている個体は見た事がありませんでした。
再販されてから高価な上に新品からたったの6000km程度でガタの出るキャブレターじゃあ使い物にならないという事で、新たにフライスのツーリング、ホルダー、チップ用意して挑戦しました。
何時ものボーリング加工と同じく元穴基準で垂直、芯拾って加工ですが、基準となる元穴径が小さい上に芯間距離が90mm程度有るので、何時も以上にシビアなセットが求められます。
対象物が高価な物の加工はそれだけリスクも高くなります。
ボーリング、ブッシュ入れには成功してもスロットルシャフトが通らないorシャフトは通るが動きが渋いでは失敗です。
ドキドキしながら加工後のキャブにシャフトを通してみましたが、何時もギリギリの戦いしていますが、今回もキッチリ勝ちました。
誰も言ってくれないから今日だけは自分で言わせて下さい。
俺天才!カッコいい〜!
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