77FXS様 71XLCH様1日に一気に2基降ろしました。
77FXS様はエンジンオーバーホール、71XLCH様はオイルポンプ修理です。
明日からスタートする83FLHP様ミッションオーバーホールの下準備と平行して分解、洗浄進めていきます。
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77FXS様はエンジンオーバーホール、71XLCH様はオイルポンプ修理です。
明日からスタートする83FLHP様ミッションオーバーホールの下準備と平行して分解、洗浄進めていきます。
21in,ホイールはスポークバラさないとドラムレースに入らないらしく、ハブ単体にして研磨加工依頼しています。
ライニング張り替えは何時も無理言って厚めに張って貰っています。
ダブルリーディングであれば、ドラム内径Rになる厚みで張って貰えば綺麗に当たりますが、
シングルカムのリーディングトレーリングドラムはそれでは全く話にならないレベルで当たり面出ません。
旋盤研磨で粗方当たりを出した後はひたすら当たりを確認しながら、手合わせしていきます。
8割〜9割位当たり面出れば、コントローラブルかつフルブレーキングではガツッと効くドラムブレーキに仕上がります。
(手でローテーションして当たり確認しているので、実走で当たり確認すればこれ以上に当たり面出ます。)
ドラム研磨の跡が均等なシマになっていますが、刃物がビッた訳ではなさそうなので敢えてこうして貰ったのか? 当たりを出やすくする為の加工方法なのか?
良さそうです。
人気のハンバーガードラムですが、シュー替えて効く様になるほど甘くないです。
やった事の成果がキッチリ着いてくる作業内容です。
60FL様 昨日加工したギヤケース周りの治具を使用してサーキットドライブシャフト、アイドラーシャフト組付けしました。
先日のサーキットドライブギヤ、アイドラーギヤブッシュ入れ替え、クリアランス仕上げと相まってギヤラッシュ0.01mmです。
ピニオンギヤのサイズにもよりますが完璧です。
デスビギヤとのラッシュも原因になりますが、これで点火タイミングが狂う事はなくなります。
この治具を使用する際はダウエルピンに傷やプライヤー等で掴んだ痕がある物は治具側のダウエルピン穴を傷めるので強制的に交換させて頂きます。
治具は基準となる物なので、以後の作業に支障が出るので御理解下さい。
ブリーザーギヤにはなぜ傷ついたのか不明な叩き込んだ後の様な傷が有ったので交換しました。
治具用に買ったS&SカムカバーKitにヤバイの混ざっていました。
何度入れようとしてもおかしく、先端形状修正したり色々した後に気付きました。
2本ネジ山の角度おかしいです。
完全にエラー品です 危なかったです。
69FLH様のクランクケースアイドラーシャフトマウント部の溶接再生加工も控えているので、その辺りの加工にも使えるように加味しました。
高っかいS&Sカムカバーを1日削りまくって手間暇掛けました。
これでギヤケース内色んな所の加工精度、組みの精度向上が望めます。
今後も都度追加工加えてアップデート加えていきます。
そんじょそこいらの連中とはこだわりも時間の掛け方も金の掛け方も違います。
そこんとこヨロシクです。
御依頼の際に点火タイミングが何度調整しても定まらないと伺っていましたが、サーキットドライブシャフト、アイドラーシャフト共に触診で分かるレベルで摩耗していて、同じくブッシュクリアランスもガタガタでした。
アイドラーブッシュは圧入の筈のブッシュが抜けてきました。
これでは点火タイミングが何度合わせても確認すると狂っていて当然です。
他店オーバーホール後大して乗っていないそうですが、油温が上がるとオイルプレッシャーチェックランプ点くし、サーキットドライブ、アイドラーはこの有り様です。
昨日に引き続きしつこいですが、
GLORYのオイルライン引き直しカッコいいでしょ?
インナープライマリーの分解に必要な箇所のみコッソリスクリュータイプのホースバンドで整備性も良好です!
ステーターコイルは配線被覆硬化で破れていたので交換しました。
65最終パンからショベルのインナープライマリー形状は分解しないとステーターコイル交換が不可能なので、インナープライマリーの分解の際には必ず確認しています。
インナープライマリー、ミッションのアライメント調整は重要です。
アライメント調整だけでキックが軽くなった車両も有ります。
特に前期型のリブ無しインナープライマリーはストレス無く軽く回る様に組まないとベアリングハウジング周りのクラックに繋がります。
クラッチハブはスタッド段付き、ソレノイドインナーブーツ、ソレノイド端子ブーツは硬化して破れていたので交換しました。
アウタープライマリーは既存の物がクラック補修痕からのオイル漏れが有ったので、オーナー様がストックされていたスペアと交換ですが、スターターシャフトニードルベアリングに錆が見られたのでベアリング入れ替えました。
プライマリー周り一つとってもただ分解、組付けするのか?
各所注意して配慮して組むのか?
そして何より愛です。
納車の瞬間手塩にかけて育てた娘を送り出す気持ちになれるか?
最高の達成感の為には重要です。
自分を信じて依頼してくれたお客さんを裏切らないってそういう事だと思います。
オイルライン引き直しの際にお勧めしているのが、純正スタイルのカシメタイプのホースバンドでの引き直しです。
ショベルのクローズドプライマリー車は特にプライマリーチェーンオイラー、ベント、スカベンジャーラインとこのオイルポンプ周辺がゴチャゴチャしているので、
ネジ式のホースバンドだと接続箇所も多いので見た目的にうるさいです。
カシメタイプのホースバンドでキレイに引くとむしろ魅せ場になると思っています。
ホースの断面にもこだわって専用のホースカッター用意しています。
クオリティーってこう言う所だと思います。
「細部に神は宿る」ってやつです。
シフターフォークシャフト抜けは、抜け留めのEクリップ過去に脱落したのか?組み忘れたのか?入っておらず、ギヤケース内隈なく探しましたが残骸すら見つかりませんでした。
リークレススラストスペーサーは以前から数えきれない程使っていますが、ミッション車載のまま無加工でメインドライブギヤのスプラインからのオイル漏れを確実に止められる優れパーツです。
良い物は良い!
他店の優れたパーツは素直に認めて更に良い物の開発を企む
技術屋たる物こう有り続けたいと思います。
最後にさもない事ですが、トランスミッションドレンボルトのブラスワッシャーが入っていない車両たまに有りますが、このワッシャーガスケットとしての機能も勿論ですが、ミッションケース側座面を痛めない役割りも有るので必ず必要です。
常時在庫していますので、ミッションオイル交換等の際に入っていなければ入れさせて頂きます。
60FL様 オイルポンプドライブシャフトシール加工しました。
〜67の鉄ボディーのオイルポンプには以降のアルミボディーオイルポンプの様にドライブシャフトシールが存在しないので、加工、取付けしました。
ドライブシャフトのシール加工のメリットはフィードポンプの油圧逃げも一つですが、
長期のエンジン停止時にドライブシャフト穴からリターンポンプを介してクランクケースにオイルが溜まるのを防ぐ狙いの方が大きいと思うので、本来はS&Sのオイルポンプと同じ方向にドライブシャフトシール入れますが、
昨日に引き続き60FL様も油圧不足修理でヘッド側等他の箇所までは手を付けたく無いとの事なので、少しでもフィードポンプの油圧を稼ぐ為に純正の方向にシール入れました。
そして、チェックボールスプリングは引き伸ばして張力アップされていました。
気持ちは分からなくありませんがNGです。
代わりにチェックボールシート面修正、スプリングは適正な物に変更しておきました。